乱読一風

読んだり観たり思ったり

初めまして

さて

初めまして、ですね。

仕事を辞めて暇になり、とにかくやりたかった、本を読んだり、ゆっくりとエンタメを鑑賞したり、という時間がやっととれるようになった。

本棚を整理していると、あ~これも読みたかったんだよねえ、と思い、TVがつまらんなと思えば、YouTubeってものが面白いらしいと、のぞきに行き、という生活を送っている。まぁ、そればっかりではないですけど、一般市民として普通に生活もあります。

インプットばかりの生活はなんだか体が重いので、(重いのはそのせいばかりではない、もちろん)私的感想をつらつらと書きつらねていこうか、と思いたち、今ここ、という訳ですね。

普段読んでいるものは、というとですね、重いテーマの本はつらくなるのであまり読まないし、だからと言ってライトノベスが好きかというと全然そんなこともなく、はやりのものは周回遅れでやっと追いつくかなといった感じだし、じゃあお前は何を読んで何を言うつもりなのだ、と言われても、ねえ。

 

言葉が好きなのである。小説もストーリーが面白いのはもちろん大切だが、はっとするような表現や言葉があると、うーん、まいりました、と言いたくなる。

あれ、こうきたかと思ってしまう文章にであうと、これを書いた人の頭の中はどうなっているのだろう、どんなふうに育ったのだろう、とひたすら不思議になる。

そんなことを書いていこうかな、と思っている。

 

芥川賞

しばらくご無沙汰していたエンタメのあれこれを楽しく見ていたら、(基本ミーハーなのです)とても好きな俳優さんができてしまった。私の普段のミーハー視聴態度は、お笑いにしてもドラマにしても歌にしても、あー面白かった、素晴らしかった、でおしまい。後に残ることはない。

しかし、彼に関しては、なんと繊細な芝居をするのだろう、と感心しているうちに、ふと、彼はほかにはどんな仕事をしているのかな?そこでも変わらず細やかな表現をしているのだろうか?と思っていろいろ調べだし、(ほら、なんせ暇だから)なんてことはなくあっさり、沼に落ちたのである。3か月前まで、沼にはまるって何?どういうこと?と思っていたのに!雑誌もたっぷり買い込み、舞台も行ってしまったわい。

で、もっとこの良さをほかの人にもわかってもらいたい、彼にもっと思う存分仕事をしてもらいたい、そしてその輝くさまをみていたい!・・・・・推しの誕生である。

実はこれ、私的にはかなりびっくりな出来事だった。今まで我が家でミーハーの王様と女王様は夫(←かなりいい歳のおじさん)と娘(←まあまあいい歳)であり、二人がいかにこのアイドルが素晴らしくて、だから自分は応援しなくてはならなくて、もっとみんなにこの素晴らしさを分かってもらいたいんだ!と力説するのを「ほ~ぅ、へ~ぇ」と冷ややかに、そうとは悟られない程度の相槌を打っていたのである。

 

つい先日、芥川賞直木賞の発表があった。

今回芥川賞に選ばれたのは、なんと21歳の大学生、宇佐見りんさんの 「推し、燃ゆ」だった。旬に疎い私だが、これはちょっと読んでみたいなあ、と思っている。

まあ、いつになるかはわからないが、近い将来に、である。

若い才能が時代をつかんだというか、タイミングがあった、というか、きっとそれも才能の一つなのだろう。ベテランでうまい人はたくさんいるのだ。あ、まだ読んでないので別に宇佐見さんの小説がどうこうとも言えないし、そういうことではなく、ですね。

 時代というか、その時の空気というかそれは当然あるわけで、特に今はコロナウイルスもあり、今という時代が強く意識される。1年前に始まったこの騒ぎのおかげで、13か月前は思いもしなかった時を過ごしているのだ。

やはり、旬にそって読書することも大切かな?とりあえず頑張ってみるけど、旬な本をここで取り上げたり、紹介したりはやっぱりちょっと・・・と、今回はこれが締めくくりの言葉となりました。すみません・・・。